【5分で理解】車の名義変更は代行を頼むべき?必要書類や費用を解説
「車の名義変更って大変そう…」
「代行に頼んだほうがいいの?」
「書類は何が必要なの?いくらかかるの?」
車の名義変更が必要な機会はかなり限られています。
そのため、急に名義変更が必要と言われてもピンとこないというかたは多いのではないでしょうか。
車の名義変更は、主に行政書士に代行を依頼することができ、名義変更の種類によって代行費用は5,000円〜60,000円と開きがあります。
よくわからない手続きは代行してもらうのが安心ですが、自分でも簡単にできそうなら、自分で手続きして節約したいというのが本音ですよね。
そこでこの記事では、車の名義変更を代行してもらった場合と自分で手続きした場合の違いについて詳しく解説していきます。
名義変更手続きを代行してもらうべきか否か、あなたに合った方法を見つけるための情報をすべて揃えましたので、ぜひ最後までご覧くださいね。
それではまいります。
車の名義変更とは?
そもそも車の名義変更とはどのようなタイミングで、どのような手続きが必要になるのでしょうか。
代行を検討する前に、全体像を把握しておきましょう。
車の名義変更が必要なタイミング
車の名義変更は、車の所有者が変わった場合に必要な手続きです。
タイミングとして多いのは、車のローンを完済したときやオークションなどの個人間売買をしたときです。
ローン組んで車を購入した場合、ディーラーやクレジット会社が車の所有者として登録されている場合が多く、これを所有権留保といいます。
つまり、ローンを完済することで、車の所有権がディーラーやクレジット会社から変更されるため、名義変更手続きが必要になるというわけです。
また一般的には、車を購入した場合、その車を購入した店舗が名義変更などの手続きを進めてくれます。
しかし、オークションなど個人間売買によって車を購入した場合は、自分たちで名義変更の手続きをしなければいけません。
他にも遺産相続が発生した場合や会社と取締役間の譲渡など、様々なタイミングで名義変更が必要になる可能性があります。
ここで適切に名義変更をしないと、
- 任意保険のデメリット等級を継承してしまう
- 罰金刑に処される場合がある
- 盗難に遭った場合にやっかい
- 自動車税の納税通知書が届かない
といったトラブルになってしまうことがあるので、車の所有者が変わる場合は必ず名義変更の手続きをしましょう。
名義変更にはいくつかパターンがある
車の名義変更手続きを代行してもらうときは、車庫証明が必要かどうか、ナンバー交換が必要かどうかによって費用が異なります。
車庫証明は車の保管場所が変わる場合に必要なので、オークションなどによる個人売買で所有者が変わるときは車庫証明が必要になります。
逆に、ローン完済のために名義変更をするときは車の保管場所を変える必要がないので、車庫証明は必要ありませんね。
同様に車のナンバー交換は、管轄の運輸局が変更になる場合に必要になります。
管轄の運輸局はこちらで調べることができます。
つまり、車の名義変更には以下の4パターンがあるといえます。
- 車庫証明とナンバーともに変更が必要
- 車庫証明とナンバーともに変更が不要
- 車庫証明は変更が必要で、ナンバーの変更は不要
- 車庫証明は変更が不要で、ナンバーの変更は必要
もしあなたが、車の名義変更が必要な場合は、上記の4パターンのうち、どれに当てはまるかもおさえておきましょう。
そして、自分で手続を進めるときも、代行を依頼するときも、どのパターンに当てはまるかによって手間や費用が大きく変わってくるのです。
車の名義変更を行政書士に代行してもらうメリットやデメリットとは?
ここまでお話したように、車の名義変更はいくつかのパターンがあって非常にややこしいため、非常に多くの方が行政書士などに名義変更を依頼しているのが現状です。
それでは、車の名義変更を行政書士に依頼するメリットとデメリットはいったいどのようなものがあるのでしょうか。
それぞれお話ししていきます。
メリット
車の名義変更を行政書士に依頼するメリットは、なんと言っても時間や手間が大きく省けることです。
車の名義変更の手続きは、新しい所有者だけではなく、旧所有者も必要書類を揃える必要があります。
そのため、自分で名義変更の手続きを進める場合は、旧所有者と連絡を取り、協力してもらいつつ書類を取得しなければいけないのです。
さらに、手続きをするには陸運局に行かなければいけません。
陸運局は、平日の8時45分から16時00分までしか空いておらず、土日しか休みがない方であれば、そのためだけに有給休暇などを取得する必要があるのです。
車庫証明を変更する必要があるケースではさらに手間が増えてしまいます。
ちなみに車庫証明を申請するには、最低でも2回は管轄の警察署に行く必要があります。
1回目は申請、2回目は証明書の受け取りで、どちらも平日の8時30分〜17時15分の間に行かなくてはいけません。
車の名義変更を行政書士に依頼した場合、このような手間をかけずに迅速・確実・安全に手続きを進めることができます。これが最大のメリットと言えるでしょう。
デメリット
デメリットとしては費用がかかってしまうことでしょう。
冒頭でもお伝えしましたが、車の名義変更を依頼する場合は費用としておよそ5,000円〜60,000円かかります。
自分で手続きすれば、節約することができるお金なので、これはデメリットといえるかもしれません。
ただ、行政書士に車の名義変更を依頼することは、単純に手間がかからないだけでなく、迅速で安心な手続きができる点にも注目しましょう。
このような点をふまえるとむしろ安いと考える方も多く、実際には多くの方が行政書士に車の名義変更を依頼しています。
車の名義変更に必要な書類や費用
車の名義変更には、代行を依頼するかどうかに限らず、申請書類を自身で記入する必要があります。
代行して貰う場合は、行政書士が必要書類を揃え、記入の説明をしてくれますが、自身で行う場合は自分で書類を準備し、記入しなければいけません。
また、行政書士に代行を依頼するしないに関わらず、支払いの必要がある費用もあります。
ここでは、そのような費用も含めてご説明していきます。
車の名義変更に必要な書類
旧所有者 | 新所有者 |
印鑑証明書(3か月以内) | 印鑑証明書(3か月以内) |
委任状※ | 委任状※ |
譲渡証明書※ | 自動車保管場所証明書 |
車検証 | ★手数料納付書 |
★自動車税・自動車取得税申告書 |
※実印が必要
★は自身で名義変更手続きをする場合に必要な書類
申請に必要な申込書類には、実印が必要な書類もあるため、手続きを行う際は必ず実印を持っていくようにしましょう。
車の名義変更にかかる費用
移転登録手数料 | 500円 |
車庫証明 | 2,000円〜3,000円 |
ナンバープレート代金 | 1,500円〜5,600円 |
印鑑証明発行手数料 | 1通300円 |
名義変更代行手数料 | 5,000円〜60,000円 |
自分で名義変更の手続きをする場合は、それぞれの費用をそれぞれの窓口で支払う必要があります。
非常に混乱してしまうため、このようなややこしさを回避することができるのも代行の魅力です。
名義変更の際に確認しておきたい注意点
ここまで、車の名義変更に関して必要な書類や費用についてお伝えしてきました。
かなりややこしい部分が多くありますが、自分で変更手続きを済ませればその分代行費用は節約可能ですので、ご自身で手続を進める場合は上記の表を参考にしながら進めていただけると幸いです。
また、それらの書類や費用とは別に、名義変更の際に注意しておきたいポイントをご紹介しておきます。
「まだあるの?もううんざり・・・」
と思ってしまう方も多いかと思いますが、とても重要なことですのでしっかり確認しておきましょう。
自動車保管場所証明書の取得は時間がかかる
いわゆる車庫証明ですが、証明書が交付されるまでは通常、申請から3日〜7日ほどかかります。
さらに、新しい自動車保管場所が自分の土地でない場合(賃貸の駐車場や月極駐車場など)、土地の所有者に利用承諾書をもらっておく必要もあります。
自身で申請して書類などに不備があった場合、さらに交付までにかかる期間が伸びてしまうので注意しましょう。
自賠責保険の名義変更も忘れず
車の所有者が変わったら、自賠責保険の名義も変更しなくてはいけません。
自賠責保険は、すべての車に対して加入が義務付けられている保険です。
現在加入している保険会社に問い合わせることで、必要な書類を案内してもらうことができます。
現在加入している保険会社の連絡先は、自賠責保険の保険証券に記載されていることが多いので、不明な場合は確認してみましょう。
車検切れの場合は注意
取得した車の車検が期限切れになっている場合があるので注意しましょう。
車検切れの状態で車を運転してしまった場合、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が課されます。
さらに免許停止処分や、最悪の場合免許取り消しなど、とても重い罰則があるため、車検切れの車は絶対に運転しないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで、車の名義変更を行政書士に依頼すべきか否か、あなたにぴったりの方法が見つかるような情報をお伝えしてきました。
平日にまとまった時間を2日間取ることが難しい場合や、相手方に書類を揃えてもらうよう取り合うことがわずらわしいと感じるときは、行政書士に代行してもらうといいでしょう。
また、わたしたち行政書士福原総合事務所では、車の名義変更の代行を8,000円(税別)から承っております。
行政書士による代行相場と比較しても、かなりお得にご利用いただくことができます。
車庫証明の申請と合わせても13,000円(税別)からご利用いただくことができます。ご自身で名義変更するとなると、管轄警察署に平日車庫証明申請して3日後の平日に証明書を引き取りに行き、それから陸運支局にて名義変更手続きとなります。
ナンバープレート変更も伴うと当該車両を陸運支局に持ち込まなければなりません。
そのような時間と労力を省くために、当事務所にお任せ頂ければ車庫証明申請、名義変更手続き、更にはご自宅でのナンバープレート交換も可能です。
車庫証明申請のみ名義変更手続きのみのご依頼もOKです。
是非気軽にご相談くださいね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。